米国の画家、ウィンズロウ・ホーマー(1836-1910)は、奴隷解放宣言直後の労働者や児童の姿をとらえた作品を数多く残したことでよく知られている。南北戦争に北軍側雑誌画家として従軍し、その後は田園や港で働く人々と子供たちを描き続けた。非常に多作な画家で、特に海や帆船を描いた作品群が有名だが、解放後のアフリカ系アメリカ人の日常を大きなテーマとしてとらえた作品も重要で、見ごたえがある。(以下に掲載した絵画はクリックして拡大画面でご覧ください。)

ナッソーの水上市場(1885)

カーニバルの装束(1877)
上の作品はアフリカン・アメリカンの間で恒例の仮面舞踏祭、ジャンカヌー(Junkanoo)を描いた1877年の油絵である。右下の少年が星条旗を握っているのは、このお祭りが7月4日に重ねて開催されていたかららしい。子供たちの姿から、奴隷解放宣言から15年ほどたつにもかかわらず、生活は楽ではなかったことがうかがえる。

かつての女主人の訪問 (1876)
ほんの少し前までは奴隷の雇い主だった婦人が、今は賃金を払って働かせている元奴隷の住まいを訪れてきた。彼女たちの刺すような視線と主従の厳しい緊張感を、ホーマーは遠慮することなく描いている。

田園の学校風景 (1871)
上は戦争直後の田舎の学校風景。色々な年齢の学童がひとつの教室で学ぶ。先生が若い女性なのは、戦争で多くの青年の命が奪われ、残された女性たちが自立の道を選んでいった過程のひとつでもある。

すわる女性 (1880)
上は茶色い紙の上に木炭と水彩白絵具で描かれた女性像で、画家の力量を語って余りある小品である。他にも魅力的な作品をたくさん残しているので、もっと注目してほしい画家として、今回は紹介した。以下の動画は、ホーマーの膨大な作品群のなかからほんの一部分、54作品を抜粋して作成したものである。
ウィンズロウ・ホーマー(1836-1910):奴隷解放宣言直後のアメリカを描いた画家

ナッソーの水上市場(1885)

カーニバルの装束(1877)
上の作品はアフリカン・アメリカンの間で恒例の仮面舞踏祭、ジャンカヌー(Junkanoo)を描いた1877年の油絵である。右下の少年が星条旗を握っているのは、このお祭りが7月4日に重ねて開催されていたかららしい。子供たちの姿から、奴隷解放宣言から15年ほどたつにもかかわらず、生活は楽ではなかったことがうかがえる。

かつての女主人の訪問 (1876)
ほんの少し前までは奴隷の雇い主だった婦人が、今は賃金を払って働かせている元奴隷の住まいを訪れてきた。彼女たちの刺すような視線と主従の厳しい緊張感を、ホーマーは遠慮することなく描いている。

田園の学校風景 (1871)
上は戦争直後の田舎の学校風景。色々な年齢の学童がひとつの教室で学ぶ。先生が若い女性なのは、戦争で多くの青年の命が奪われ、残された女性たちが自立の道を選んでいった過程のひとつでもある。

すわる女性 (1880)
上は茶色い紙の上に木炭と水彩白絵具で描かれた女性像で、画家の力量を語って余りある小品である。他にも魅力的な作品をたくさん残しているので、もっと注目してほしい画家として、今回は紹介した。以下の動画は、ホーマーの膨大な作品群のなかからほんの一部分、54作品を抜粋して作成したものである。
ウィンズロウ・ホーマー(1836-1910):奴隷解放宣言直後のアメリカを描いた画家
(3 Sept 2025、5分28秒。画面右下の▢で大画面になります)












